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スイスの新型コロナ情報 在宅勤務義務を2月末まで延長

Gaetan Bally/Keystone

新型コロナウイルスのオミクロン株により、スイスの1日当たりの新規感染者数が急増している。COVID証明書の有効期限が短縮される。

このコンテンツは 2022/01/19 15:48
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  • スイスは現在、感染の第5波に見舞われている。スイス連邦保健庁によると、18日の新規感染者は3万8015人
  • 新規感染者の88%がオミクロン株
  • 国内のワクチン接種率は、2回接種済みが68%、ブースター接種済みは35.5%。
  • 連邦政府は19日、在宅勤務や濃厚接触者の隔離義務を2月末まで延長。その他の措置を3月末まで延長
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現在の感染対策

スイスは欧州で新型コロナウイルスの流行が最も深刻な国の1つ。2020年春の第1波、同秋の第2波、21年春の第3波に続き、同夏からはデルタ株の感染拡大で第4波が襲来。10月半ば以降、新規感染者数は2週間で2倍のペースで増えており、第5波に見舞われている。

2021年12月20日からの主な感染対策は、以下の通り。適用は3月末まで(自宅勤務義務・濃厚接触者の隔離義務は2月末まで)

  • 飲食店、文化・スポーツ・レジャー施設、全ての公共の屋内イベント、屋内のアマチュア文化・スポーツ活動では、ワクチン接種やり患から回復したことを証明する「COVID証明書」の提示が必要。陰性によるCOVID証明書では不可
  • 屋外では300人超のイベントにCOVID証明書が必要。陰性を示すものでもよい
  • ただし、ワクチン接種は義務付けられていない。また、16歳未満は対象外。 
  • 交通公共機関や小売店などでは、12歳以上はマスクを着用しなければならない
  • レストラン・バーでは立食禁止
  • 私的な集まりは屋内30人、屋外50人まで開催可。11人以上の私的な集まりでもCOVID証明書の活用が推奨されている
  • 屋外のマスク着用義務はなし
  • 可能な限り在宅勤務が義務(2月末まで)。2人以上いる室内ではマスク着用義務
  • 濃厚接触者(同世帯で暮らす人またはそれに準じて密接・定期的に接触する人)は5日間隔離義務。ただし過去4カ月間にワクチン接種・り患した人は免除(2月末まで)
swissinfo.ch

COVID証明書はスイス国外からも申請・発行が可能。専用サイト他のサイトへから手続きできる。こちらの記事でも取得条件など概要を説明している。

ワクチン接種による証明の有効期間は1月30日まで365日、1月31日以降は270日。陰性結果による証明は、PCR検査は検体採取から72時間、迅速抗原検査は24時間有効。一部の施設は陰性結果によるCOVID証明書を認めなかったり、COVID証明書に加えて陰性証明を求める場合がある。

スイスでは、各州が独自の措置を導入できる。21年11月下旬以降、州ごとにマスク着用義務の拡大などを講じている。また、政府は連邦工科大学などが開発した接触追跡アプリ「SwissCovid他のサイトへ」の利用を推奨している。

>>【アーカイブ】スイスの第1波への対応

>>【アーカイブ】スイスの第2~4波への対応

スイスへの入国

現在、スイスにはシェンゲン域内から入国可能。シェンゲン域外の第三国で移民局が指定する「高リスク国」他のサイトへに含まれていない国からも入国可能。

21年9月27日から日本は高リスク国に分類され、観光など短期滞在目的でのスイス入国は原則として禁止されている。スイス滞在許可保持者、あるいはワクチン接種完了者、感染回復者及び16才未満の子供であれば入国可。ただし日本の外務省は、スイス全土への渡航中止を勧告他のサイトへしている。

全世界からの入国者に、ワクチン接種の有無などにかかわらず陰性証明が必要(16歳未満は免除)。スイス入国前72時間以内のPCR検査、または過去24時間以内に行われた抗原簡易検査が必要。入国後4~7日後にもPCRまたは抗原検査を受け、再検査の結果を滞在州に報告しなければならないが、ワクチン接種完了者とり患者には免除される。

1月22日以降、入国前の検査義務はワクチン未接種・未り患の人のみに課され、入国後の検査は不要になる。

ワクチンはファイザー・ビオンテック製、モデルナ製、アストラゼネカ製、ヤンセン(ジョンソン・アンド・ジョンソン)製などが有効。氏名と誕生日、接種日、メーカーの記載された証明書であれば、スイス政府公認の証明書でなくてもよい。

ワクチンや陰性証明の有無、経路にかかわらず、入国前にオンラインで入国フォーム他のサイトへへの記入が必要(1月22日以降は空路・長距離バスの入国者のみ)。記入後に発効されるQRコードを入国時・滞在中にPCやスマートフォンで携行しなければならない。子供も対象で、違反者は100フランの罰金が科される。

どの国からどんな条件で入国できるか、保健庁のサイトTravelcheck他のサイトへで確認できる。またスイス外務省のページ(日本語)他のサイトへでも解説している。

スイスから日本への入国

日本政府は2021年12月1日、スイスを「オミクロン株に対する指定国・地域」に追加。スイスからの渡航者に対し、検疫所長の指定する宿泊施設での3日間の待機とその後の再検査、さらに入国後14日目までの自宅待機を義務付けた。

スイスまたはリヒテンシュタインから日本へ帰国する日本人は21年1月1日以降、出国前72時間以内の新型コロナウイルス検査証明の提出が必要(ワクチン接種済みの人も対象)。スイスで実施される抗原簡易検査で「quantitative antigen  test (CLEIA)」の記載がないものは、有効ではない検査とみなされる。厚生労働省指定のフォーマット他のサイトへに検査結果を記載するか、CLEIAの文言を検査機関の証明書に明記してもらう。入国時にも検査が必要。

日本への帰国や入国に際して必要な書類の詳細は在スイス日本大使館のページへ他のサイトへ

その他日本の水際対策全般については外務省のサイト他のサイトへへ。

ワクチン・薬

スイスでは20年末から順次新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まった。21年2月1日からは、薬局で接種する場合も予防接種センターと同様に国が費用を負担している。ファイザー・ビオンテック製、モデルナ製、ジョンソン・エンド・ジョンソン製が承認済みで、接種が進んでいる。ともに12歳以上が接種できる。ファイザー・ビオンテック製は2022年1月初めから5~11歳も接種可能になった。

医薬品承認機関swissmedicは11月23日、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの3回目(ブースター)接種を16歳以上にも認めると発表した。2回目の接種から6カ月以降経過していることが必須条件。

Swissmedicは12月27日、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンについて、ブースター接種を18歳以上に認めると発表した。1回目の接種から2カ月以上経っていれば接種できる。

アストラゼネカ製ワクチンも供給予約済みだが、審査が続いている。

ワクチンを2回接種した人にはCOVID証明他のサイトへが発効される。9月20日からは、欧州医薬品庁(EMA)の承認するワクチンを接種していれば、スイス国外からも同証明書を取得できるようになった。EU加盟国への入国には通用する。日本の入国には通用しない。

Swissmedicは2021年12月27日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療および予防を目的とした抗体カクテル療法「ロナプリーブ(Ronapreve)」を正式に承認した。予防薬としては国内で初めての承認となる。

検査

スイスでは①症状がある②接触追跡アプリ「SwissCovid」で接触通知を受けた③州当局または医師から検査を受けるよう指示された―場合に無料でPCR検査を受けられる。旅行に必要な陰性証明のためのPCR検査は自己負担。抗原簡易検査は、検査センター、かかりつけ医、病院、薬局で受けられる。

経済支援

連邦議会は20年9月、企業などへの経済補償の根拠法となるCOVID-19法を可決した。労働時間の減った従業員への賃金を補償する操業短縮制度や、イベント制限などで間接的に影響を受けた事業者・自営業者への補償が柱だ。

詳しくは、日本貿易振興機構(JETRO)のページ(日本語)他のサイトへへ。

スイス政府などの公式情報

スイス連邦内務省保健庁他のサイトへ:最新の感染件数、予防策、公共安全策など政府の公式発表を掲載。

世界保健機関(WHO)他のサイトへ:新型コロナウイルスによる新型肺炎や渡航上の注意点を紹介。

スイス連邦移民局他のサイトへ:スイスへの入国制限・ビザ関連の情報をQ&A形式でまとめている(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語)。

ジョンズ・ホプキンズ大学他のサイトへ:世界各国の感染報告数と死者数をまとめている。ただしタイムラグや「感染」の認定方法の違いから、swissinfo.chが伝える数字と異なる場合がある。

オンライン診療他のサイトへ:スイス在住者を対象に、オンラインで診察・処方箋の発行を行っている(仏語、独語、または英語で対応)。初診から受け入れられ、診療費は39フラン。健康保険払い戻しの対象となる。

スイス郵便他のサイトへ:国際郵便サービスを縮小しているが、日本への手紙・小包の受付は再開(優先便のみ)。日本郵便は2020年6月5日から、スイスへの航空郵便物の取り扱いを再開しているが、SAL便は停止中。

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